【実施報告】6/6(土)オンライン無料開催「PTA・保護者会の事例から考える~通学路、会費、規約・会則のリアル事例~」

PTAをたすけるPTA'S(ピータス)‗PACN

 

PTA・保護者会の「現場のリアル」を共有するイベントを開催

PTAをたすけるPTA'S(ピータス)‗PACNPTAのお悩みは、地域や規模によって異なりますが、共通の”よく分からないこと”や”知っておきたいこと”ってありますよね。
例えば、子どもたちが毎日通る通学路や、当たり前のように納めている会費、変えた方がいい気がするけど変えていいかが分からない規約や会則など、、、

そんなPTAに関わったことがある人なら誰もが一度は「???」と思ったテーマについて、「PTA・保護者会の事例から考える~通学路、会費、規約・会則のリアル事例~」としてイベント開催しました。主催は、千葉県流山市を拠点に活動する「子どものための保護者活動を考える会(通称:PACN)」、流山市教育委員会後援のもと、ピータスも「協力」として参加させていただきました。

当日は千葉県内だけでなく、東京都、神奈川県、愛知県、大阪府など、全国各地から多くの方が参加してくださいました。地域や立場を超えて「何を守り、何を変えるのか」を共に考える時間となりました。

 

子どものための保護者活動を考える会(PACN)とは

千葉県流山市PTA連絡協議会(流山市P連)に参加し、PTA研究大会の実行委員を務めていた流山市内小中保護者が、2024年に有志で結成した任意団体。
PTAの活動の本質である「子どもたちの教育環境をより良くする」ことを目的に「ボランティア組織」として「出来る人が、出来る時に、出来る活動を」という方針で活動しています。
詳しくは、下記よりご覧ください。

●HP:https://sites.google.com/view/pacn/
●ピータス内ページ:https://ptas.site/non-pta_pacn/(「PTA以外の保護者団体紹介」内)

 

イベント内容

第1部:各校PTAの事例紹介

第1部では、実際に直面した課題に対してどのようなきっかけで見直しを行い、どう進めていったのか、4つの具体的な事例が紹介されました
 

1.PACNの取り組み(峰松氏):加入・非加入を問わず、所属や立場を超えて緩やかに繋がるネットワークの構築について

2.通学路や見守りの見直し(峰松氏):旗当番の負担軽減のため、ITツールの導入や、人海戦術に頼らず「仕組み(ハード・ソフト)」で安全を守る発想への転換
<参考>
●【旗当番シフト作成ツール】事例:「保護者の希望に応じて、旗振りポイント・曜日・頻度等を選択出来るようにできた上に、委員の負荷と数を大幅に削減できました」
●【otta】事例:「PTAにとって利用し易く、周年事業積立金を有効に活用できる見守りサービスを提供いただき、有難かったです」
●【通学路安心安全マップ】事例:「さすがデザインのプロ!見やすくてキレイで、子ども達にも先生にも喜ばれました。」

3.会則の見直し(赤地氏):活動実態とルールのズレを解消するため、エントリー制(ボランティア制)の導入に合わせて規約を全面改訂したプロセス
<参考>
●規約・会則改定事例:「専門的視点での助言や表現の提案をいただき、本当に助かりました」
●規約・会則改定相談先:【初回相談無料_規約改定/決算報告等】ほしのまち行政書士事務所
●ピータス内記事:PTA、入る?入らない?”PTAの任意加入”について、弁護士さんに聞いてみました。(入会届・非入会届・退会届ひな形ダウンロード有)

4.解散・お金・卒業対策の見直し(和田氏):PTAから保護者会への移行、会費徴収の廃止と学校側での教材費徴収への切り替えなど、持続可能な組織への再設計
<参考>
●ピータス内記事:PTA会計の「不正」を未然に防ぐ!信頼を守るガバナンス(管理)体制の作り方
●ピータス内記事:PTAの予算で学校の備品を買うのはアリ?ナシ?
●ピータス内記事:PTAが学校に寄付をする際の「寄付採納」手続きってご存じですか?

 

第2部:パネルディスカッション~気になる疑問を深堀り~

モデレーターをピータス代表の増島が務め、パネリストの皆さんと、参加者から寄せられた質問を交えて様々な議論が交わされました
主な質問と回答

Q:少人数(2〜3名)の役員で本当に運営できるのか?

・「中学校では生徒が主体的に動くため、親の出番は意外と少ない。業務をスリム化した結果、代表2〜3名という体制でも、わきあいあいと運営できている」という事例が紹介されました

・「完全な手挙げ制(立候補制)」にすることで、「無理なく、やりたい人が集まっている」という事例も紹介されました

Q:部活動支援のお金はどうしているのか?

・「PTAとは別の『後援会』などの組織で、任意加入・任意会費として運用」している事例が紹介されました。これにより、「特定の部活動への支援の偏りに対する不平感が解消され、必要な部活に必要な分を分配できている」とのことでした

Q:会費なしでどうやって運営するのか?

・「デジタルツールの活用で通信費や印刷代は大幅に削減できる。生徒の活動に必要な費用は、学校側で教材費として徴収してもらう形に整理することで、保護者が会費を集めて管理する会計事故のリスクや負担を減らした」という事例が紹介されました

Q:見直しに反対する人への対応や、説明責任はどう果たしたのか?

・「2日間で計6回の説明会を開催し、全ての質疑を文字起こしして全家庭に配布するなど、徹底して丁寧なコミュニケーションを重ねた。目的はあくまで『子どもたちのため』であることをブレずに伝え続けることが大切」という、実際に改革を成功させた具体的な事例が紹介されました

Q:市P連(市PTA連絡協議会)からの脱退について、どのような経緯や判断があったのか?

・コロナ禍での機能不全や、改革の議論が平行線だったことを機に脱退を選択した事例が共有されました。P連はあくまで手段であり、今の組織が保護者への説明責任を果たせているか等を問い直すことが重要とのことでした。脱退時には保険の失効や、PTAのバレー部等が大会へ参加できなくなるなどの実務的影響も出るため、丁寧な周知と準備が不可欠であると強調されました。
<参考>
●PTA保険見直し事例:「市P連退会に伴い保険対象から外れてしまい困っていたので、PTAに特化した保険相談ができて助かりました」
●ピータス内記事:「PTAを解散するとき、口座に残っている会費はどうすればいいの?」

 

主な感想

以下のような感想をいただきました。

・通学路の合同点検など、知らない方がいることに驚きました。
・市Pからの退会や保護者会への移行などまだ考え付きませんが、選択肢が広がりました。
・できる人ができるときにできることをするために、変えるという意思も必要ですよね。
・PACNの理念は本校の親の会の理念と同様であり、賛同できるものである。現在本校の保護者の取り組みはその理念と言行一致しているので改めて感謝し、継続していければと願っている。

・複数の事例を聞くことができてためになりました。ありがとうございました。
・事例紹介と補足がとても参考と勉強になります。

 

まとめ

今回PACNから紹介された事例に共通していたのは、「子どもたちのために必要な仕組みを考え続ける」という姿勢だったように感じました。
PTAに正解はありません。
それぞれの地域や学校の状況に合わせながら、
・無理なく
・持続可能で
・子どもたちのためになる
保護者活動のあり方を考えていくことの大切さを改めて確認する機会となったのではないでしょうか。

詳しくは是非、PACNのHPをご確認ください。

 

アーカイブ動画と資料を共有いたします

今回のイベントの様子はアーカイブ動画でご覧いただけます。また、登壇者が使用した資料も公開しております。 「他校PTAはどうしているの?」「見直しのヒントが欲しい」という方は、ぜひ今後の運営の参考にしてください。
 
<アーカイブ配信>

https://youtu.be/TjVh0q1iSyo
 
 
<資料公開>
いかがでしたでしょうか。
「組織を維持すること」が目的ではなく、あくまで「子どもたちのために何が必要か」という目的に立ち返ることが、納得感のある運営への第一歩です
 
尚、PTAに正解はありませんが、運営改善にあたって、法的な相談や根拠が必要な場合は、ピータスに登録の下記専門家にご相談ください。
 
今回のイベントが、皆さんの学校や地域に合ったPTA活動を考えるきっかけになりましたら幸いです。
 
 

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