このブログは、PTA’S運営者の増島による、PTAのためのブログです。
双子育児中に「保育士」資格、独立後「放課後児童支援員」資格を取得。
PTA副会長経験を活かし、PTAの効率化・適正化を通して、家族の時間を最大化することを目的に、PTA’S(ピータス)を運営しています。
全国のPTA役員さんや保護者のみなさんの、少しでもお役に立てれば幸いです。
子どもたちが健やかに成長していく過程で、避けては通れない「性の知識」。しかし現在、日本の学校現場での性教育は、大きな課題に直面しています。 こうした中で、「学校で教えられないのなら、私たち保護者が子どもたちのために」と、性教育に積極的に取り組むPTAが増えてきています。
ピータスは、2023年と2025年に実施された、性教育サイト「命育(めいいく)」と小林製薬による共同プロジェクト「はじめてのおりものプロジェクト」を微力ながらお手伝いさせていただきました。
今回は、このプロジェクトの意義や、実際に取組んだPTAの事例をご紹介します。
日本の性教育の現状と「はどめ規定」の問題点
現在、日本の小中学校には、学習指導要領によって性教育の内容を制限する「はどめ規定」が存在します。
東京新聞の社説によれば、小学校理科や中学校保健体育では「受精に至る過程や妊娠の経過を取り扱わない」とされており、この曖昧な「制限」が学校現場を萎縮させ、性交や避妊、性的同意といった、子どもたちが自分を守るために不可欠な知識を教える障壁になっています。
しかし、保護者の意識は大きく異なります。教育新聞が報じた調査では、保護者の84.8%がこの「はどめ規定」をなくすべきだと回答しています。
「家庭で教えるのは難しい」「すべての子どもが等しく正しい知識を得てほしい」という保護者の願いに対し、学校教育が追いついていないのが現状です。
PTAだからこそできる「子どもたちに本当に必要な教育」
学校が学習指導要領の制約を受ける一方で、PTAは保護者の視点に立ち、子どもたちにとって「今、本当に必要な学び」を柔軟に取り入れることが可能です。以前、ピータスを通じて保護者向け性教育講座を開催した都内のとあるPTA連絡協議会の方は、「誰もが知りたいし必要だと思っているけれど、学校でも家庭でもできていない教育。これこそが、PTAにしかできないことだ。」と、その意義を力強く語ってくださいました。
男性会長の熱意が動かした千寿双葉小学校PTAの取り組み

今回、「はじめてのおりものプロジェクト」に参加してくださったのは、東京都足立区の千寿双葉小学校PTAの皆さんです。
特に注目すべきは、男性のPTA会長が非常に積極的であったことです。 会長は当初、「自分自身もおりものについて何も知らない」とおっしゃっていましたが、プロジェクトを通じて「知らなかった、で済ませるのではなく、親として知識をアップデートしたい」という強い想いを抱かれたそうです。
男性である会長が「おりもの」や性教育というテーマに正面から向き合い、プロジェクトを推進してくださったことは、「女性の体の変化や性教育は、女性や母親だけの問題ではない」という大切なメッセージを、保護者全体に発信するきっかけとなりました。
こうした「お父さん」側の積極的な姿勢は、家庭での対話のハードルを下げ、性教育をより身近なものにする大きな力となるのではないでしょうか。
「はじめてのおりものプロジェクト」とは?
ピータスがお手伝いした「はじめてのおりものプロジェクト」は、性教育メディア「命育®」様と、おりものシート「サラサーティコットン100」を展開する小林製薬様による、子どもにとっても大人にとっても非常に大切な取り組みです。
その取り組みに少しでも参画できたことを、大変光栄に思います。
プロジェクトの意義と内容
「おりもの」は、初経(生理)よりも早く始まる女の子の体の変化ですが、学校で体系的に学ぶ機会はほとんどありません。 本プロジェクトは、「はじめてのおりものキット」配布を通して、親子で「おりもの」について話すきっかけを創出することが狙いです。そして、思春期の体の変化を前向きに捉え、子どもたちが自分の体と上手につきあえるようになることを目的としています。
●「はじめてのおりものキット」無償提供
左から
・子ども向け冊子「はじめてのおりものBOOK」
・サラサーティコットン100(おりものシート)
・サラサーティ ランジェリー用洗剤 経血・おりもの用
・保護者向けリーフレット
さらに
・「子どもへの伝え方」や「キットの活用方法」を学べる動画コンテンツ
キットだけではなく、子どもへの伝え方やキットの活用方法まで丁寧に教えてもらえるのは、保護者としてもとても心強いと感じました。
ピータスは、このプロジェクトを全国のPTAへお知らせするとともに、実際にPTAから子どもたちにキットを手渡す贈呈式のコーディネートを担当させていただきました。
詳しくは、こちら(←命育レポートリンク)をご確認ください。
今回はキットの贈呈だけでなく、小林製薬様から、保護者と子どもたちに「おりもの」についてのミニ講話も行っていただきました。
参加くださった女性PTA役員さんからは
「自分のからだに起きる変化を“怖い”“病気かも”と思わなくていいんだ、という安心につながったのではないでしょうか」
「まだ理解は難しくても、“お友達と一緒に同じ話を聞いた”という共通認識が、将来の相談のしやすさにつながると思いました」
「まだ理解は難しくても、“お友達と一緒に同じ話を聞いた”という共通認識が、将来の相談のしやすさにつながると思いました」
といった、嬉しい感想もいただきました。
今回は、企業が持つ専門知識や製品・「性教育」への想いを、ピータスを通じてお伝えすることで、たくさんの子どもたちと保護者の皆さんに「安心」をお届けすることができました。
PTAだからこそできることに挑戦しませんか?
性教育は、子どもたちの命や尊厳、そして健やかな成長を守るために欠かせない「人権教育」でもあります。
「うちの学校でも何かしたいけれど、何から始めたらいいかわからない」
「保護者の理解を得るにはどうすればいい?」と悩んでいるPTAの役員さんも多いのではないでしょうか。
ピータスは、こうしたPTAの皆さんの前向きな挑戦も全力でサポートさせていただきます☺
どうぞお気軽にピータス相談窓口までご連絡ください。
それぞれのPTAだからこそできることが、きっとあるはずです(^^)
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