PTAよくあるご相談⑱「PTAに加入するメリットって何ですか?保護者に説明できません…💦」

PTAをたすけるPTA'S(ピータス)‗よくあるご相談_PTAのメリット

 

PTAに加入するメリットとは?

PTAの役員さんからも、加入を検討する保護者からも、よく聞かれるのが、この「メリット」という言葉です。
「メリット」とは「利点」という意味で、「利点」とは「得なところ」という意味ですから、「PTAに加入するメリット」=「PTAに入って得なこと」という意味になります。
PTAは、任意のボランティア団体ですから、「会費を払ってまで会員になるメリット」は、物理的には「ない」と言わざるを得ません。
例えば、被災地にボランティアで行くことに、何かメリットはあるでしょうか。
「困っている人を助けたい」という思いで行くだけで、メリットは求めないのではないでしょうか。
それと同じです。しいて言うなら、「困っている人たちの助けになった」「笑顔を見ることができた」といった喜びを得ることはできます。
PTAも同じです。
PTAをたすけるPTA'S(ピータス)‗PTAコラム‗進もう!PTA物理的なメリットは「ない」ですが、自分たちが払った会費や時間や労力を費やした活動によって、「子ども達の学校生活が豊かになった」「子ども達が嬉しそう・楽しそう」と感じることはあるでしょう。
それこそが、保護者としては、最大のメリットではないでしょうか。
だからこそPTAとしては、保護者の限られた時間と労力を「子ども達のため」になることに集約できるよう、効率化や負担軽減を図ることが必要なのです。
 
 

 

”メリット”が必要な体制を見直す

「PTAに加入して、何かしらの役割を担ってもらう必要がある。だからメリットがないと加入してもらえない」という意見もよく聞きます。
その”役割”は本当に必要なものでしょうか?
「全員に何かをしてもらうために、無理やり役割を作っている」という可能性はないでしょうか。
よろしければ、下記の記事をご覧ください。
PTAよくあるご相談⑪「ポイント制なので、絶対やってもらわないと困るんです…」PTAにおける平等とは?

また、
「メリットがないと加入してもらえないし役員も決まらない。だから抽選やくじで決めなければならなくなる」という話も聞きます。
これでは、「会費を払った上に面倒なことまでさせられる可能性があるんだから、なおさら加入したくない」と思われても仕方ないのではないでしょうか。
役員選出に関しては、下記の記事が参考になるかと思います。
 

メリットがないと加入してもらえない→加入してもらえないと役員などの担い手が減る→担い手が少ないからくじや抽選で決める→くじや抽選で役員をやらされるのがイヤだから加入しない→加入してもらえないからメリットが必要、、、そもそもこの悪循環生み出してしまっている体制を、見直す必要があるのではないでしょうか。

 

「メリットがないと加入してもらえない」悪循環を断ち切る

ではどうすれば、特にメリットのないPTAに加入を促すことができるか、ポイントは以下の3つです。
 
①目的の明確化
②PTAだからこそできることに取組む
③活動の見える化・発信
 
それぞれ詳しくお伝えいたします。
 

<①目的の明確化>

PTAの目的が「子ども達のため」であることを改めて周知し、そのためには保護者の協力が必要であることをしっかり伝えることが大切です。
「全員必ず〇〇してください」や「例年通り〇〇に〇人必要」といったメッセージは、ともすると、PTAの目的が「PTAの維持や運営」に見えてしまい、賛同は得られにくいと思います。
 

<②PTAだからこそできることに取組む>

保護者や地域を巻き込んだ取組みや、子どもの安心安全・保護者の困りごとを解決するサービスの導入など、保護者だけでは難しいけれど、PTAという組織だからこそできることはたくさんあります。
 
●「PTAが運営する、外国人保護者サポートサークル「Bridge」のお話を伺ってきました!」:https://ptas.site/kachida-sho-bridge/
●「小学校PTA「秋まつり2023」におじゃましました。」:https://ptas.site/1118_fujimigaokapta-akifes/
●PTAだからこそできること:https://ptas.site/category/pta-dakarakoso/
 
上記のような取組みやサービスを取り入れることで、「PTAの目的の明確化」はもちろん、「今までとは違う」ということも分かりやすく伝えることができるのではないでしょうか。
 

<③活動の見える化・発信>

PTA会費は保護者からお預かりした大切なお金ですので、何にどのように使ったのかの報告は重要です。
年に1度の総会資料だけではなく、保護者とのコミュニケーションの一環として、都度お手紙等で共有(配布/配信)するといいのではないでしょうか。
予算の使途の報告だけではなく、せっかくですから、先述の①や②についても発信するといいと思います。
PTAとしてのメール配信システムや、SNSアカウントを持っているPTAもあります。
 
残念ながら、役員や委員以外の保護者のPTAへの関心は高くない可能性があります。決して悪気や、PTAを排除したい気持ちがあるからではなく、たくさん保護者がいる故に、自分事化しにくいからだと思われます。
だからこそ、頻繁に、しつこいくらいに、想いと共に発信することをお勧めします。
 
 

加入率低下に伴う会費減少に備えて

メリットがないと加入率が下がり会費も減ってしまう、、、という不安の声もよく耳にします。
ただ、下記のような、PTAを改革し、新入生家庭の加入率が9割を超えたというPTAの事例もあります。
「ピータスに相談して改革を進めたことで、新入生保護者のPTA加入率が90%を超えました」
 

保護者にPTAへの加入を促す際に、併せて必ず伝えたいのが、『できるだけ効率化し、負担を減らす工夫をしている』という姿勢です。

PTAは、限られた保護者の時間と労力の上に成り立っています。

だからこそ、

・本当に必要な活動に絞る

・やり方を見直し、無理のない形に変える

・ITツールや外部サービスも積極的に活用する

といった「効率化」「負担軽減」は欠かせません。

「PTAに入ったら大変そう」というイメージを放置したままでは、どんなに想いを語っても、共感を得るのは難しいのが現実です。

まずは、『変わろうとしている』『保護者の負担を軽くする努力をしている』ということを、しっかり言葉にして伝えることが大切だと思います。

PTAの財源は会費だけではない

また、いくら加入率を高めても、少子化の影響で、今後そもそもの世帯数が減っていくのはどこの学校・PTAも同じです。

なので、会費以外からPTA予算を確保することも検討するといいのではないでしょうか。

PTAの財源は、会費だけではありません。
自治体や民間団体による補助金・助成金、卒業生や地域からの寄付、企業との協働など、学校や地域の実情に応じた選択肢があります。
※PTAが学校に寄付をする際の手続きについては下記の記事をご確認ください。
「PTAが学校に寄付をする際の「寄付採納」手続きってご存じですか?」

「加入率が下がる=すぐに立ち行かなくなる」という不安は、財源を会費のみに依存していることから生まれている場合も少なくありません。会費以外の可能性を検討することは、PTAの活動を持続可能にするだけでなく、「入らないと困る組織」ではなく「応援したい・関わりたい組織」へと変わるきっかけにもなり得ます。

加入/非加入にこだわるのではなく、PTAのあり方そのものを柔軟に見直すことも、これからの時代には必要なのではないでしょうか。

 

PTAは「メリット」で続ける組織ではありません

PTAをたすけるPTA'S(ピータス)‗PTAコラム‗進もう!PTA「PTAに加入するメリットが説明できない」

これは、役員の皆さんの言葉選びの問題ではなく、PTAの仕組みや伝え方そのものが、時代に合わなくなっているサインなのだと思います。

ピータスはこれまで、運営改善から想いの伝え方まで、1,000件以上の様々な相談対応をしてきました。

その中で感じたのは、「メリットを作る」より、「目的と姿勢を伝える」ことの大切さです。

ピータスの記事やYouTubeでは、実際にPTA改革に取り組んだ事例や、全国のPTA共通の困り事、現役の役員の皆さんの声等を発信しています。

ぜひ参考にしてみてください。

利用者の声(PTA解決事例):https://ptas.site/category/case/
PTAよくあるご相談:https://ptas.site/category/consultation/

PTAお役立ちチャンネル:https://www.youtube.com/@ptaptas_5225

※特に、【「これからのPTAを考えよう!座談会」_アーカイブ動画】【「PTA・保護者会/P連 の本質を考える会」アーカイブ動画】では、改革に取組んだPTA会長さんのお話を聞いていただくことができます。

 

 

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