PTAについて、ポジティブに語る機会を
新年度が近づくと、ピータスには来期の運営に関して、様々なご相談が寄せられます。
今年は特に、
「色々とやってみたけれど、まだ何かできることはないだろうか」
「他校のPTAを参考に、来期はもっと変えていきたい」
と、とてもポジティブな声が届いています。
また、P連についてのご質問やご相談も増えています。
そこで、様々な新しい取組みや挑戦を続けてきた、各地のPTA会長さんやP連の会長さんをお招きして、座談会を開催いたしました。
「これからのPTAを考えよう!座談会」開催
PTAのお悩みは、地域や規模によって異なりますが、共通する部分もたくさんあります。
なので、ただ事例を共有するのではなく、そこにいたった経緯や想いなど、率直に語っていただける座談会をオンラインで開催しました。
内容は下記の通りです。
① 様々な取り組みをしてきたときに大切にしたことや目的など
② これから挑戦したい人に向けて
※参加申込み者アンケートをもとに、「PTAのイメージアップ・理解促進を図るには」「ボランティア(サポーター)制、集まる?続く?」について語っていただきました。
③ PTAやP連が目指す姿について
座談会でお話しいただいたのは、下記のPTA会長さん、P連会長さんです。
・櫻井聡氏
横須賀市PTA協議会会長(小学校・中学校の単P会長も歴任。71校が加盟する市P連を取りまとめ、加入届の全校導入など、単P支援に尽力)
・舘勇紀氏
前川崎市PTA連絡協議会会長/日本PTA全国研究大会川崎大会副実行委員長(PTAの目的の見直しや、PTAの適性化・活性化ガイドラインの作成など、単P支援に尽力。日Pの研究大会も、前例にとらわれず新しい形に挑戦)
・峰松拓毅氏
流山市立小山小学校PTA会長(オープンなPTAを目指し、PTA活動にも学校支援にも精力的に外部リソースを活用。学校や地域を巻き込んだ、PTAの新しい形を模索中)
・牟田聡子氏
つくばみらい市立富士見ヶ丘小学校PTA会長(新設且つマンモス校で、開校初年度からPTA会長を務める。地の利を活かし、行政と学生を巻き込んだ活動を展開)
・大上哲治氏
草加市立松原小学校ボランティアセンター長(PTA活動をサークル化、本部はボランティアセンターとして、保護者が楽しくやりたいことを形にできる組織作りを実現)
参加者アンケートより
今回も、北は北海道から南は熊本まで、全国からとても多くのお申込み・ご参加いただきました。
特に驚いたのは、これまで開催した様々なセミナーやイベントに比べ、中学のPTA役員さんが多かったことです。
これは、小学校PTAの効率化や適正化が進んだ結果ではないでしょうか。
登壇者の皆さんから、様々なご経験や、お悩みも含め率直なお話を伺えたおかげで、とても満足度の高い座談会にすることができました。
また、下記のような嬉しい感想も寄せられました。※一部抜粋
・各PTAが地域に合わせてそれぞれのやり方を模索していて、どれが正解というものはないのだなと思いました。みなさんの様々な工夫を参考にしながら自校も最適な形を模索できたらと思います。
・こういうやり方があるのか!考え方があるのか!と、発見がたくさんありました。今後の弊PTA運営にも活かしていきたいです。
・貴重な実例・お考えを伺えて勉強になりました。強制加入の捉え方はやはり悩ましいなと感じました。対話に参加してもらいやすい雰囲気づくりが大事、でも難しい、深く同意します。
・様々な取組みをされてきた登壇者の方々のお話を聞けて参考になりました。
・なかなか聞けない他の学校のPTAの取り組みを聞かせて頂いて、とても勉強になりました!同じように思っておられる方がいて嬉しかったです。
・コロナを機に、ずっと問題となっていたことにメスをいれ、PTAの大改革をしました。反対意見の保護者とも顔を合わせて対応したり、本当に大変でしたが、やってきたこと、目指すところは、まちがってなかったのだと自信を持つことができました。
・「楽しく活動」「参加するとメリットがある活動」「はっきりとしている活動の目的」などを伝えていくことが多くの保護者の参加を呼びこむポイントということを感じました。
・行政・教育委員会との対話・意見交換はPTAという存在は多少なりとも大きいということが意外でした。
・事例やマインド面で参考になりました。
・市P連としては、単Pにこういう機会を設けることが必要かと思いました。
・大規模校でも「やりたいこと」ベースで活動を組み立てられているのが驚きでした。新規立ち上げならではなのかなという感激がありました。
・しなければならない活動をやめ、したい活動へ。
・学校というフィールドで学校とこどもと保護者と地域がつながる活動、もっと意識したいです。
・大変貴重な時間でした。アーカイブ配信でしっかり復習したいと思います。
・市内園校のPTAが任意加入制へ移行し、スリム化、ボランティア制など導入する中、その次の一手を考える上で大変参考になりました。
・市P連退会を考えている中、このような会を開催して頂けると、全国でのPTA取り組みが分かり、市P連退会後も孤立感がないと感じた。
・“座談会”だけあって、当事者の方々からの生々しいご意見をたくさんお聞きすることが出来有意義でした。
特に、「後ろ向きな意見が多い中、熱心な方がたくさんいることに感動した」という感想は、とても励みになりました。
「これからのPTAを考えよう!座談会」アーカイブ配信
予めお知らせした通り、「これからのPTAを考えよう!座談会」のアーカイブ動画を配信いたします。
下記よりご覧くださいませ。
知見の共有と情報交換のために、メールでの質問が可能です
「これからのPTAを考えよう!」座談会登壇者の方に、下記URLより質問が可能です。
よろしければご活用ください。
※全てのご質問に回答いただけるとは限りません。予めご了承ください。
https://forms.gle/M4eTHaFC7oWJzJ4o7
また、ピータスには、「PTAあれこれ共有板」という掲示板があります。
よろしければ、こちらもご活用いただき、お住いのエリアを超えて、交流を深めていただければと思います。
コロナ禍による一斉休校措置が取られた2020年以降、4月からコロナが5類なのは、今年度が初めてです。
座談会の冒頭でも申し上げましたが、PTAに正解はありません。
今回の座談会で聞いていただいた様々な意見や体験談も参考にしていただきながら、それぞれのPTAの皆さんが、メンバーや保護者と対話しながら、「これからのPTA」に向けて前進する後押しができましたら幸いです。
\その他、「PTAおたすけ研修」は、こちらからご覧ください/