その「PTA保険」、入り過ぎでは???

PTAをたすけるPTA'S(ピータス)_PTA保険
PTAをたすけるPTA'S(ピータス)_ブログfor PTA このブログは、PTA’S運営者の増島による、PTAのためのブログです。

双子育児中に「保育士」資格、独立後「放課後児童支援員」資格を取得。
PTA副会長経験を活かし、PTAの効率化・適正化を通して、家族の時間を最大化することを目的に、PTA’S(ピータス)を運営しています。
全国のPTA役員さんや保護者のみなさんの、少しでもお役に立てれば幸いです。

現状の保険事情

PTA保険は、PTAが主催・共催するイベント等における傷害や物損などを補償するための保険制度です。これは、学校での行事や活動において発生する予期せぬ事故や損害に備えるための安全ネットとして、大変重要な存在です。

詳しくは、こちらの記事をご覧ください。
よくあるご相談⑥「PTA保険・・・誰に聞いたらいいかわかりません💦」

一方、学校が入っている保険は、一般的には学校全体の安全をカバーし、各家庭が加入している一般的な保険は家庭全体の安全や健康を保護します。
学校の保険は、学校施設や学校関連の活動において生じる様々なリスクに対応し、学校全体の利益を守ることを目的としています。
一方、各家庭が加入している保険は、家庭のメンバーが個別に受けるリスクに対処するために設計されています。これらの保険は、家庭内での事故や疾病、窃盗や火災などの様々なリスクに対処するためのものです。

このように、実は子どもたちは、あらゆる生活圏において、保険の対象となっています。

 

重複した保険加入の問題点

PTA保険と一般的な保険の保障内容を比較すると、重複した部分が見受けられます。

特に、PTA保険が主に学校の行事や活動に関連するリスクに対応するため、学校が入っている保険との重複が生じる可能性があります。
同様に、各家庭が加入している一般的な保険も、家庭内で発生する事故や損害に対応するための補償を提供しています。

このため、PTA保険に加入することで重複した補償を受けることになり、保護者が不必要な保険料を支払うことになる可能性があります。

重複しがちな保険内容は、下記の通りです。

保険申込み主 保険の名称 補償内容
学校・PTA PTA保険 1)PTA団体としての管理上の過失により法律上の損害賠償責任を補償
2)PTA会員(児童・保護者など)とその同居の親族・当該参加事前確認者がPTA主催・共催する行事に参加中に急激かつ偶然な外来の自己により被るケガや死亡を補償
学校・PTA こども総合保険 1) お子様のケガの補償
※学校だけではなく補償の範囲が広い
2)お子様の病気の補償
3)賠償責任の補償
4)扶養者に万が一の場合の補償
各家庭 傷害保険 被保険者へのケガにかかる費用を補償
各家庭 個人賠償責任保険 第三者への損害賠償責任を補償

 

適切な情報と比較検討を

PTAの保険選びで大切なのは、まずは補償内容をしっかりと把握することです。
PTA保険と、学校が入っている保険・家庭が入っている保険の保障内容を比較し、重複した補償を避けつつ、PTAにとって必要な保険を選択することが必要且つ重要です。

そして、こういったプロセスを経て保険に加入したことを保護者に伝えることで、安心して行事やイベントに参加していただけますし、PTA会費への理解も深まるのではないでしょうか。

もし、「難しくてわからない」「素人だけの判断では不安だ」等ありましたら、下記よりお問合せください。

 

【PTA保険相談】お問合わせ・お申込みはこちら

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