「役員・委員会の決め方を変えたいのですが、、、」
来期の役員・委員会決めが始まる秋頃、こういったご相談が増え始めます。
今でも、「選考委員が候補者に電話をかける」「他薦を募る」「じゃんけんで決める」というPTAは多くあります。
残念ながら、どれも決して、ポジティブな決め方ではありません。
本来は、言うまでもありませんが、立候補で決まるのが理想です。
でも、立候補者が出る、すなわち「やってもいいかな」と思ってもらうには、そう思ってもらえるようなPTAの体制・下地が必要です。
それは、どんな体制か、、、今の忙しい保護者の事情に寄り添った、負担が少なく、効率的な体制です。
「どうすれば、そんな体制にできますか?」
まず、取組みやすいのは、紙のオンライン化ではないでしょうか。
例えば、PTA総会を書面のWEB開催にする、お手紙をメール配信にする、などです。
この時のポイントは、総会やお手紙の配布方法を変えるたびに、「負担を減らす努力をしています」「効率化をはかっています」とPTAから保護者にアピールすることです。
なぜなら、役員や委員会に属さない保護者は、わざわざ言わないと、こういった変化に気が付かないからです。ご自身が、PTAの役員や委員会に参加する前のことを思い出してみてください。それくらい、感心が低かったと思います。
そして、オンライン化の際に、Googleフォームにアンケートを付けるなどして、できるだけ保護者の意見を聞いてください。意見を反映することももちろんですが、「保護者の声に耳を傾けている」というPTAの姿勢を、知ってもらうことが大切です。
実際にアンケートを続けていると、「オンライン化されて助かりました」「いつもありがとうございます」といった、感謝の言葉が綴られるようになります。
このような、効率的な体制と、保護者から好意的な反応が得られる下地が整ってきたら、思い切って「来年度の役員・委員会は立候補制にします!」と表明してください。
この表明が、「無理やりやらされないんだ!」というポジティブな気持ちを生みます。
そして、是非オンラインで説明会を開催してください。“オンライン“であることがミソです。やたらと学校に集合しなくていい、という印象を持ってもらうことができます。
説明会では、役職や委員会毎に、仕事の内容や必要なスキル等を説明し、質疑応答にも答えてください。
一番多く出る質問は、1週間の拘束時間(日数)です。
やはり、保護者はこれが一番気になります。
また、オンライン説明会のいいところは、各役員・委員会の、噂ではなく“実情”を知ってもらえることと、何より、メンバーの雰囲気を伝えられることです。
「この人達とならやっていけそう」と知ってもらう、思ってもらうことは、お互いにとても重要です。
PTA’S(ピータス)には、立候補制を後押しする、様々なコンテンツがあります。
・「PTAオンライン化の手引き」https://ptas.site/online-training-document/
・「総会の書面WEB開催方法」→準備中
PTAの役員・委員会というと、大変だという話ばかりが耳に入ってきますが、実際は「やってよかった!」という方がたくさんいらっしゃいます。こちらの、PTA「やってよかった」体験談も、是非参考にしてみてください。
https://ptas.site/category/pta-experience/
全ての保護者から理解を得るのは、確かに難しいことです。でも、役員の皆さんの努力や想いは必ず伝わります。
PTA’S(ピータス)も応援していますし、できるだけのサポートをさせていただきます。
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